すうさんの部屋(架空対談)
第一回目のお客様「ジョージ・ブッシュさん」

「どうも。すうさい堂主人です。ここは毎回架空のゲストをお呼びして対談するという、ちょっと電波の入ったコーナーです。第一回目は今、話題のこの大物の方です!」
「USA連合総長・情事仏守!バリバリ現役ッス!喧嘩上等!そこんとこ夜露死苦!」
「まあまあ、落ち着いて。とりあえずビスケットでもどうですか?」
「わあ。お菓子だあ。(がっついて貪り食う)がほ。ぐほ。げほほほほほ(のどにつまってむせる)」
「・・・・・(ああまたやってるよこの馬鹿は。学習能力ゼロだな)大丈夫ですか? (と背中をさする)」
「ぐほ。は。いやー悪い悪い。みっともないとこ見せちまって。これには目がないもんでよ。涙が出ちまったよ。これを日本語のスラングで『鬼の目にも涙』って言うんだろ?」
「ま、それでいいです。ところでどうですか、日本の小泉首相の印象は?」
「いやもう奴とは兄弟分つーか、マブダチよ。いつかあの頃は俺たちもバカやってたなあなんて笑いあえるんじゃねーか。奴がエルウ”ィスファンてのもいいじゃねえか♪ 粋な看守のはからいで〜♪」
「何で尾藤イサオの日本語バージョンで『監獄ロック』歌うんですか。あなたネイティブでしょうが」
「何言ってんだよ。国際親善だよこくさいしんぜん」
「それにバカやってたっつって、そのバカさ加減が人類レベルじゃないですか」
「何小せえこと言ってんだよ。星条旗の代紋の前にゃどんなクニだってちーせーよ。アスホールがスモールだなお前さんは。男ならビッとしろよビッと。メン・ファィト・コールだよ」
「何ですかそれは」
「日本に『男闘呼組』ってロックバンドがいたろ?」
「つまんないこと知ってますね」
「まったくフセインの野郎もコロコロ逃げ回りやがってよ。うぜえっつんだよ。ま、うちの兵隊が今、血まなこで追っかけてるからな。奴が白旗あげるのも時間の問題よ。わはははは」
「見つかったら昔の日本の愚連隊みたいにサシでステゴロ勝負するってのはどうです? それが一番男らしいでしょう」
「ところがさ、俺くらいになるとそうはいかねえんだよな。アタマ張るのもいろいろ大変なわけよ。わかる?」
「世界中から今回の戦争は非難を浴びてますが、それについては?」
「メンツの問題なわけよ。メンツつぶしたらウチの看板汚したのと同じなわけよ。それじゃあ先代たちにも申し訳が立たないわけよ。わかる?」
「キャラがゾクからヤクザに昇格してきましたね。あなたの一族は石油会社も経営しているそうですが、今回の本当の狙いは世界第二位の保有国であるイラクの油田を独占したいからとも言われてますが、その辺は?」
「おいおいウチのシノギの話なんか出来るわけないだろう。業界の事情ってやつよ。あんた言葉に気をつけたほうがいいよ。月夜ばかりじゃねえぞ」
「す、すいません。あの、ビンラディンについては」
「あの腐れ外道、見つけ次第ぶっ殺してやんよ!しかしあのペンタゴンと貿易ビルにつっこんでったハイジャッカーの連中は敵ながら天晴れだと思うよ。ま、ここだけの話だけど、男だと思うよ。暴走に命散らしちまったんだからな。ウチにもあれだけの根性者がいればな。がはははは」
「あの事件後の演説をしていらい、あなたのアメリカ国内での支持率がグッと上がりましたよね」
「あんた『仁義なき戦い』見た?」
「もちろん見ましたよ。全作」
「本当はあのヒロシマ弁みたいな勢いで『ぶち殺しちゃるけえの!』とかやりたかったんだけどな。俺は千葉真一の『あれらはオメコの汁でメシ食うとるんやないの』ってセリフが一番好きだな。・・・・フカサク、死んじまったなあ」
「タランティーノかあんたは。ところで『世界の三大2世バカ息子』って今思いついたんですけど」
「言ってみな」
「あなたとキムジョンイルと小泉光太郎」
「んだとてめえ!やんのかゴルァァァァァァァア!!」
「すいません口がすべ」
飛び出してきた黒服に木刀とメリケンサックでフクロにされるすうさい堂主人。体中に根性焼きを入れられた上、トルエンの一斗缶を無理矢理買わされる。

(2003.4.7)

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